足場組立で起こりやすい問題と対策
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支柱の打ち込みが安全の鍵
足場組立の工程の中で特に重要なのが支柱の打ち込みです。
浅く打ち込んでしまうと工事中に支柱が傾き、足場全体の崩壊や転落事故につながる危険があります。
柔らかい地盤では特に深く打ち込むことを意識し、支柱の3分の1以上を地中に埋め込むことが推奨されています。
施工後は必ず深さを確認し、不安があれば経験者に点検してもらいましょう。
支柱の確実な設置は工事全体の安全を左右するため、最も慎重に取り組むべき工程です。
足場の傾きを防ぐ確認作業
足場を組み終えても安心はできません。
地盤沈下や雨による地面の緩みで足場が傾く恐れがあります。
傾きを放置すればやがて崩壊につながり、大きな事故を招きかねません。
完成後も定期的に水平を確認し、異常があれば早急に補強や是正措置を行うことが必要です。
特に雨天後は沈下が起こりやすいため注意が欠かせません。
問題が小さいうちに対応することで被害を未然に防げ、作業員全員が安心して工事に取り組むことができます。